2009'06.08.Mon
もうそろそろカテゴリ作ったほうがいいんじゃないかと思っている羽衣ですこんばんは。
いっちゃんが可愛すぎるよいっちゃん・・・!!
何でこんなにいっちゃん好きなんだろうと、本気になって考えてみたけど、どうやら素朴な感じがたまらんらしい。
あと、ミュの子の笑顔にやられた。
「ハマグリ取ったのね!」の笑顔が可愛すぎる。どうしてくれよう。
ミュのいっちゃんはおしゃべりですよね。
だがそこがいい。
「ロン毛がウザイ」とか言っちゃういっちゃん可愛い。
続きから、また性懲りもなくサエ樹。
シリアス。
いっちゃんが可愛すぎるよいっちゃん・・・!!
何でこんなにいっちゃん好きなんだろうと、本気になって考えてみたけど、どうやら素朴な感じがたまらんらしい。
あと、ミュの子の笑顔にやられた。
「ハマグリ取ったのね!」の笑顔が可愛すぎる。どうしてくれよう。
ミュのいっちゃんはおしゃべりですよね。
だがそこがいい。
「ロン毛がウザイ」とか言っちゃういっちゃん可愛い。
続きから、また性懲りもなくサエ樹。
シリアス。
サエは、男前だ。
それは同性の俺から見てそう思うほどなのだから、異性の女の子たちからしたら、それはもう悲鳴モノだと思う。
あんな綺麗な顔で微笑まれたら、誰だってドキっとしてしまうに違いない。
だから、当然サエはモテる。
それも、今に始まったことじゃない。
昔からそうだ。初めて会ったときから、今まで、ずっと。
そして、今日も。
一緒に部活から帰ろうとしていたところに、女の子がやってきた。
何度聞いたかわからない、サエを誘う言葉。
「佐伯さん、少しいいですか?」
恥らうように、できるだけ可愛らしく、と、彼女達はサエに話しかける。
サエは優しいから、俺にごめん、と謝ってからその子の後に続いた。
ぽつんと残される俺は、鍵を閉めた部室にもう一度戻ることにした。
そう遅くはならないと思うけれど、先に帰る気にも、あそこで待ち続ける気にもなれなかったからだ。
先ほどよりも部室は暗かったけれど、電気をつける気にもなれず、すみっこの壁に寄りかかるように体を預けた。
なんだかそんな自分が惨めになってきて、膝を抱えて縮こまってみたけれど、それさえも余計に惨めに思えて、泣きたくなった。
サエは男前だ。
そして、優しい。
誰にでも。
だからモテるのは至極当然のことであって、そんな彼が俺に好意を持つのなんて、ほとんど奇跡に近いものだ。
・・・サエは、俺なんかじゃなくて、もっと可愛い子と付き合うべきなのね。
今日のような事があるたび、俺はそう思う。
俺は、サエのようにはなれない。
サエのように綺麗な顔立ちなどしていないし、寧ろその逆に近い。
顔に対して大きすぎる鼻、太い眉。
ぐしゃぐしゃのくせ毛。
お世辞にも男前とは言えない。
それは自分でもわかっている。
だからこそ、サエにはもっといい子と付き合って欲しいのに。
なのに、サエは笑って言うのだ。
『俺は樹っちゃんが好きなんだよ』と。
それは同情なのか、否か。
いや、恐らくサエは優しくても、安易に同情なんかしないから、これは明らかに俺の被害妄想なのだけれど。
でも、不安なのだ。
いつ飽きられてしまうのか。
いつ捨てられてしまうのか。
捨てられてしまったら、きっとサエは素敵な女性と付き合うだろう。
自分では比較にもならないほど、素敵な女性と。
そうなってしまったら、もうサエと喋ることもなくなるだろう、と、そう思った。
頬に伝うものに気がついて手を這わせれば、雫が床にこぼれた。
ああ、泣いていたのかと、気がつくのには時間がかからなかった。
情けないのね。
そう自傷気味に笑って、学ランの裾で乱暴に拭った。
「・・・・樹っちゃん?」
聞こえた声に、勢いよく振り返る。
サエだ。
「どうしたのさ、樹っちゃん」
「どうも・・・してないのね」
「嘘。泣いてたでしょう?床にシミ、出来てる」
目ざといサエは、細かなところに気がつくから。
嘘が通じない。
こうなれば、俺はもう観念するしかなくて。
俺ははぁ、と深い溜息をついて、重い口を開いた。
「サエに、捨てられるんじゃないかって、思っただけなのね」
「・・・・え?」
「そのまんまの意味ですよ」
顔を背け、できるだけ感情を込めずにそういえば、サエはぽかんとしたような、困ったような、悲しいような表情を作った。
「ねぇ、樹っちゃん。本当にそう思ってる?」
そういった彼は、酷く怒っているようだった。
声がいつもより、低い。
「・・・サエが告白されるたびに、そう思ってたのね」
「どうして?」
「サエは男前だから。俺なんかじゃなくて、ちゃんとした可愛い子のがいいと思ったから」
思ったことを口に出すときに、酷く心が痛んだ。
これは自傷行為に等しいな、と、どこか他人事のように俺は笑う。
本当に、情けない。
「俺はね、樹っちゃん。樹っちゃんが好きだよ」
「・・・・知ってるのね。何度も聞いたのね」
「それはこれからも同じ。ずっと、樹っちゃんのことが好きだ」
「・・・ずっと、なんて。無いのね」
「ある」
「無い」
「ある!俺には、ある!」
ぎゅ、と、サエに抱き締められる。
サエの匂い。
とても優しい匂いが、鼻をくすぐった。
「俺はね、樹っちゃん。樹っちゃんが思ってる以上に、樹っちゃんが好きなんだ。四六時中樹っちゃんのこと考えて、眠れなくなる事だってある。それも、今に始まったことじゃない。ずっと、ずっと前から」
「・・・・サエ」
「だからね、俺をあまり見くびらないで欲しい。俺を信用できないなら、絶対にそうと思わせて見せるから」
さらにつよく抱き締められて、少し息が詰まった。
でも。
「・・・なら、不安にさせるようなことしないでね、サエ」
嬉しさとは反対に、意地の悪い俺の口からは、そんな言葉が出た。
嗚呼、いつか、君とつりあうような人間になれるのだろうか。
誰か、教えて。
*******
きっと樹っちゃんは自分のコンプレックスからサエさんをあまり信用できないと思う。
でも、それでもサエさん大好きなんだよ。きっと。
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生え際フェチであり、なぜか好きなキャラが29歳に偏る・・・。
とことんマイナー好きなので、どん引きされるのはしょっちゅう。
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