2009'03.31.Tue
なんだかんだ言って23が大好きなんだと悟った羽衣です。
やっぱり私は何があろうと23が好きなんだ。
うん。
あとどうしようもなく3が好きだということも改めて実感しました。
3可愛いよ3。
誰がなんといおうと3は可愛い。
というわけで、ちょっと23でリハビリということで小話。
リンクから23小説とか。
「久しぶりだな、ザルディン」
「…シグバール」
ぶわ、と、目の前に現れた闇の回廊からにやにやと憎たらしい笑みを浮かべたシグバールが姿をあらわした。
俺は眉の皺を一層深くし、シグを睨みつける。
「…何故来た」
「何故って。来るべき時が来たからにきまってるってハナシだろ」
わざとらしく肩をすくめ、シグは笑う。
「…お前ならあんなやつに負けるはずないだろう」
「それはこっちのハナシだ。ザルディン」
にやにやした顔が一瞬だけ真面目なそれになる。
けれどすぐにいつもの顔に戻って、また憎たらしい笑顔をその顔に張り付けた。
「ガチで戦ったらお前は俺より強いんだ。そんなお前が負けたアイツにどうやって俺が勝つって言うんだ?」
「……それは、」
「まぁ、もし俺が勝てたとしたら・・・それはお前が手ェ抜いてたってことになるよな」
ぐさり、とシグの言葉が胸に刺さる。
心などないはずなのに、だ。
シグの俺を責めるような言葉は続く。
「あんな餓鬼に。龍騎士と呼ばれたお前が負ける?ハッ!笑えないハナシだなぁ。なァ、ザルディンさんよォ?」
「・・・ッ、俺は…」
「なんだ?言ってみろよ。何で負けた?…いや、なんで『わざと』負けた?あんな小娘に薔薇を奪われ、野獣には逃げられ、餓鬼に消され……そんなヤツがおれに”何故来た”なんて言えるな。ふざけんじゃねぇぞ!!」
ガッ、と、シグが俺のフードをつかんだ。
ぎりぎりとコートの皮が悲鳴を上げている。
苦しさに眉を寄せれば、シグは鼻で笑った。
「………俺の、気も知らねェで・・・・・バカ野郎が」
「・・・・シ、グ・・・・・」
シグの手の力が弱まり、解放された俺は床に座り込んだ。
苦しかったからじゃない。
…シグの顔が、見れなかったのだ。
「・・・・帰ってきたのは俺じゃねぇ」
「・・・・シグ」
「俺はお前に会いに来たんだよ。勝手に消えて、俺を放置した薄情者にな」
「・・・・すまない」
「謝るくらいなら態度で示しな。……なァ、ザル」
せっかくまた、会えたんだから。
**********
ひっさびさの23。
2の言葉はある意味私自身への戒めっぽいです。
本当に今まで放置すみませんでした…・orz
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羽衣
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生え際フェチであり、なぜか好きなキャラが29歳に偏る・・・。
とことんマイナー好きなので、どん引きされるのはしょっちゅう。
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