2008'11.13.Thu
こんばんは、羽衣です。
本気でゼクト様熱がやばいですどうしてくれようか。
特にノクスとマタンがヤバイ。
あれはせつな過ぎる。
公式サイトの二人の物語を見て、泣きたくなりました。
ノクスとマタン。
対照的すぎる存在。
双子。
対なるもの。
…切ない・・(←
「我らが正義は此処にあり!」
火を放ち、赤々と燃え上がる町に、一人の少年が剣を掲げて叫ぶ。
それに呼応するように、人々は咆哮し、剣を手にあらゆるものを破壊していった。
容赦はしない。
この腐りきった国を、立て直すために。
少年の心は、その黒く渦巻く想いだけだった。
「我らが神は我らの元に!」
迫り来る赤色を背に、剣を高々と掲げた少女が叫ぶ。
それに呼応するように、鎧を着た兵士たちが口々に叫ぶ。
「女王陛下!」
「女王陛下!」
「マタン陛下万歳!」
「我らが神は我らの元に!」
わぁ、と、城の外にいる者たちは、凛とした美しさを放つマタンを見上げ、あるものは剣を掲げ、あるものは盾を掲げて忠誠を誓った。
…嗚呼、ノクス。
貴方は、どうして…
わたしは、貴方を救いたい。
不安に揺れる少女の胸を埋め尽くしていたのは、
実の弟であり、反乱軍の首謀者であるノクスへの愛だった。
そして運命は残酷にもその時を刻んでいく。
ますます強くなる混乱
戦乱
憎悪
全てが赤い焔とともに、押し寄せてきていた。
マタンは自ら剣を取り、先陣を切った。
全ては国のため
全ては民を救うため
全ては愛する兵士たちのため
全ては、弟を悪夢から救うため
しかし、姉の想いは空しく広がるばかりで、弟に届くことは無かった。
ついに来た"時"
ノクスとマタン
二人の双子は、ついに顔を合わせてしまった。
ノクスは怒りに任せて姉に剣を振るう。
ノクスには姉は、憎き国の女王にしか見えていなかった。
マタンは悲しみに暮れながら、剣を受け流す。
マタンには弟は、悲しい顔をしているように見えていた。
ノクスが叫ぶ。
「何故、反撃してこない!」
その問に、マタンは慈愛に満ちた笑みで答えた。
「貴方を、傷つけたくないの」
「何を馬鹿なことを!俺は貴様の敵だぞ!?」
「…そうね、今はそうだは。・・・でもね、それ以前に、貴方は私の大切な弟なの」
ねぇ、そうでしょう?ノクス
彼女の優しい、悲しい微笑みでさえ、彼の心に届かない。
彼の憎しみは強く、彼女の言葉が、届かない。
「黙れ!…お前のせいだ。お前のせいで、俺の仲間は、姉は、死んだ!お前のせいだ!お前のせいだ!全ては、お前の!!」
繰り返される罵声。
強くなる憎悪。
ノクスの憎しみに満ちた形相に、マタンは胸を痛める。
そして伝う涙。
「ノクス…ごめんなさい。全ては、私のせいなのね」
「ああそうだ!お前のせいだ!」
「・・・わかったわ。さようならノクス。どうか、貴方は幸せに…」
マタンの剣は自らの主を貫き、一国の美しい女王は崩れ落ちた。
嗚呼、神が居るならば
何故このような、悲劇に満ちた台本を。
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生え際フェチであり、なぜか好きなキャラが29歳に偏る・・・。
とことんマイナー好きなので、どん引きされるのはしょっちゅう。
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